fc2ブログ

<藤井善仁>の公務員試験対策と「その周辺」 -試験情報分析ブログ-

   ~異床同夢:公務員試験(主要出発点)から<教育再興>(主要終着点)を目指す~

面接対策関連情報 の記事一覧

<特別区 試験変更>に思うコンピテンシー型面接の重要性

2015.02.08 (Sun)
平成27年度特別区 I 類の採用試験の変更が発表されました.

   特別区職員 I 類採用試験の改正について

<変更点1> 第1次試験で「性格検査」を実施

第1次試験における「性格検査」は直接合否判定には使用されないことになっております.

ただし,第2次試験において,人物理解を深めるための資料として加味されます.

<変更点2> 第2次試験の口述試験の回数を削減する

従来,特別区は2次面接が2回ありました.平成27年度からは,第2次試験の口述試験回数が1回に削減されます

従来はどちらかというと,1回目が「ネガティブチェック」の側面が強く,2回目は完全に「コンピテンシー型」の面接でした(2回目の面接ではかなりの圧迫があることもしばしばです).

従来の2回分が1回に統合される点と特別区の今までの面接傾向を勘案するに,平成27年度からの面接は,従来の「コンピテンシー型」を中心とする可能性が高いであろう.

そもそもコンピテンシーとは何かというと,研究者レベルでの定義は様々ではあるが,ここでは人事院の定義(行動に表れる能力,特性,結果や成果と結びつく能力,特性)にしたがって説明することとする.

従来の特別の面接カードで記載する内容は以下の通りであった.

=======================================
  特別区職員 I 類 採用試験面接カード(1回目)
=======================================

※2つの項目を記入する(A4:1枚).

1 今までに最も力をいれて取り組んだことは何ですか.(複数回答可)

2 今までに最も大きなプレッシャーを感じた出来事について教えて下さい.

=======================================
  特別区職員 I 類 採用試験面接カード(2回目)
=======================================

※4つの大きな項目を記入(A4:1枚)

自己PR
特別区を志望した動機について教えてください.
あなたが今までに得た知識,経験を,今後どのように活かしていきたいですか.
今までに,チームで(他者と)協力して成し遂げた出来事について教えてください.

学生生活(直近のもの)
職歴(アルバイトは除く.)


赤字で強調しているように,1回目,2回目を通じて書いてある「今までに」という点がまさに「コンピテンシー」を表している.

つまり,面接では皆さんの「将来性」を評価する訳(経済学でいうと労働の限界生産力)であるが,不確実性があるために将来のことは誰もわかり得ない.

このことを前提に「過去の行動特性」により,将来性を推量する面接方法がコンピテンシー型面接ということである.

つまりは,今までの人生での「真っ向勝負」で学んできた過去の「経験」を具体的かつ説得的に話す必要がある訳である

「経験」が重視されるといっても,従来型の面接でも当然の如く「経験」は考慮,重視されてきているという事実を確認されたい(どのような分野・領域でも経験が重宝されるのは当然であろう).

したがって,近年のコンピテンシー型面接における「経験」とは「従来型」の経験とは異なる「過去の行動特性」である点,認識しておかなければ,針小棒大なことを話して,「成果に結びつかない終わった過去」の自慢話に堕す危険性があるのである.

ここでいう「過去の行動特性」とは,自らの「経験」を「知識」に反映させ,さらに仕事や部活,バイト等で得た「知識」を「経験」に活用する能力,特性のことである.

個人的な「経験」はそれ自体に面接官が共感してくれたとしても,それらが組織として「共有できる能力」でなければ,意味がないということである.

「知識」は個人的・個別的な「経験」とは異なり,他者性があり「共有可能」なものであるから,組織や政策領域レベルに還元,フィードバックできる訳である

だからこそ,特別区などはずばり「チームワークの重要性」を真っ向から聞いてくる訳である.

要は「過去の経験」が重視されるからといって,自分のことだけを書いて,社会性が伴わない内容や,ましてや業務に生かされない内容であれば,評価は低調となること,確実である.

面接では「相手の知りたい情報」を書くことが鉄則であるからである.

2月に入り,戦雲垂れ込める時期に入っていることもあるので,志望動機と自己PRを少しずつ作成していく時期に突入しているといえるであろう.

エントリーシートを提出する期限間際で急ぎ作成してしまうと,実際の面接段階でコンピテンシー型面接による鋭い突っ込みに合う可能性が格段に高まるであろう.

その際,場当たり的な回答をすると,プロの面接官の面前で平仄が合わないことを思わず口走ってしまうことが往々にしてあるので,各自,注意されたい.

いずれにしても,特別区は今回の変更により,面接が軽視されたということではないであろうし,最終合格後の採用面接もある訳であるので,油断ならない点,確認しておきたい(面接が1回に統合された分,面接カードの記載分量がもれなく増加される可能性もあるであろう).

当然であるが,「コンピテンシー型面接」の重要性は国家公務員,その他の自治体でも共通の評価法として定着しているので,今回の話は特別区限定の話ではないのである.

以上,よろしくお願い申し上げます.

藤井拝(∵)/
=§=======================<Work Academy>==
  <2月20日販売決定>
ゼミバナー

  <販売中>
バナー

  <販売中>
バナー

=§===========================<必勝倶楽部>==
スポンサーサイト



多弁饒舌で「少し」を語るのではなく,簡潔に「多く」を語る

2013.08.18 (Sun)
ワークアカデミー<専任講師>,必勝倶楽部・講師の藤井 善仁ですw(^_^)

彼は,まさに公務員になる資質や品性,知性を兼ね備え,高潔無比という衣服を身にまとい,そのまま歩かせたような人財である.

そのような人物でさえ,面接で不合格となるのが,公務員試験の怖さでもある.

当然のことではあるが,プロの試験官といわれる面接官にも短時間でその人物のすべてを見抜くことはできないのである.

だからこそ,自分の良さや志望動機の正当性を積極的にアピールしていく必要がある訳である(面接官が自分の良さを見抜いてくれるように,事前準備が必要となる).

去る8月15日は,裁判所職員一般職の最終合格発表であった.

2次試験の人物試験(個別面接)が半分のウェイトを占めるこの採用試験制度では,例年,面接基準がわからず自分がなぜ,駄目だったのか,真剣に悩んでしまう受験生が多いことが知られている(筆記がボーダーでも面接で大逆転が可能となるが,その逆もしかりである).

実際,当方のゼミ生も複数名,最終合格してくれているが,すべてではない.

今年の大阪高裁で,当方が把握しているボーダーは41点であるが,41点で見事,最終合格し,昨日段階で電話をもらっている受講生もいるが,その同一人物が,同じ8月15日の京都市役所2次試験(個別面接)の合格発表で不合格となっている.

裁判所で41点からの最終合格ということは,とりもなおさず2次の面接でかなりの高評価を得て逆転しているということである.

しかし,同じ個別面接という形式であるにも関わらず,京都市では2次で敗退という結果になることもあるのが面接試験である.

したがって,1つの結果を受けて,今までの自分を無碍に否定するようなことはせず,次の試験に向けて切り替えられるかが重要となる.

今現在も模擬面接をしている関係上,模擬面接官として,当方が感じている点として,多くの方が意識的にしてもし過ぎることがない点に関して,1つコメントさせていただきます.

模擬面接官として思うに,自分が回答しにくいことを聞かれた際に,話が冗長となる方が多くいるが,これは,プラスになることもあるであろうが,面接時間が限られ,次の受験生が待機している実際の面接会場では,大方のケースで最後までまともに聞いて貰えず,マイナス評価となるであろう.先程,

面接官が自分の良さを見抜いてくれるように,事前準備が必要となる

と書いたが,自分の熱意を伝えたい気持ちが先行し過ぎてしまう方は,「多くの言葉で少しを語るのではなく,少しの言葉で多くを語る」ことを意識して下さい.

当方の個人的経験でもそうであるが,100の力で全力で自分の主張をしても,実体として,相手には半分の50しか伝わらないことが多々あります.

であるならば,敢えて付加的な説明の20を捨て,80の力で簡潔に話を要約することで,相手に70を伝える
ことの方が結果として,相手に自分の考えの多くを伝えられるという点で,戦略的にも望ましいかと思います.

その意味で,面接練習を通じて,簡潔に話してより正確に自分の考えを伝えることを意識的にすることを考慮してみて下さい.

そもそも切り捨てた20の部分についても,一気にすべてを話す必要もなく,面接官との<会話>によって,絞り出すことが可能となることも多いでしょうから,「話が長い」と模擬面接等で指摘された経験を持つ方は,思い切って20を捨てて正確,簡潔さを優先させてみて下さい.

以上,よろしくお願い申し上げます.

藤井拝(∵)/

=§=======================<Work Academy>==
    時事「新特講教室」
        ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  
       現在,申し込み受付中です!!(クリック)

    時事「新特講教室」
        ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  
    <開講予告>三田先生とタッグを組み,ゼミを実施しますw(^_^)

    時事「新特講教室」
        ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑  ↑
     現在,「キャンセル待ち」での申し込みのみ受付中(クリック)

※ facebook上のグループで「面接再現レポート」を公開しております.
 ⇒ 国家系,地方公務員の面接情報の詳細を随時公開中.
<公務員>試験情報(https://www.facebook.com/groups/fujii/)
※ 藤井 善仁のfacebookは コチラ(クリック) となります.
=§=======================<Work Academy>==

<大阪市:22-25>第1次試験:エントリーシート編

2013.04.26 (Fri)
LEC関西本校<担任講師>の藤井ですf(^_^)

平成25年度大阪市職員(事務行政<22‐25>)の実施状況が確定しております.

※ これから,多くの面接カードを生産していく上で,大阪府や大阪市の試験で要求される質問項目は,すべてのエントリーシート対策で必要な要素が織り込まれておりますので,大阪府志望者以外の方も,エントリーシート作成の参考としてみて下さい.

大阪府同様,大阪市についても実施状況推移をみてみると,「減少基調」となっております.

大阪市実施状況

昨年度は大阪府同様,第3次試験(最終)で地上A日程と重複するものであったが,今年度の大阪市の第2次試験日は,6/9(日)となっております.

すなわち,国税専門官,財務専門官,労働基準監督官の第1次試験日と日程が重複するという遣る方ない事態となっております(大阪府は重複しておりません).

したがって,現在,大阪府と大阪市の双方出願による「瀬踏み」をしている方で,かつ国家系の併願者は,大阪府に流れる動向が少なからずは予想されることでしょう.

大阪市の「採用試験要綱」を読解することで把握できる大阪市が求める人材像は,

(1)「高い志」をもつ人材
(2)「多様な価値観」を尊重する人材
(3)チャレンジする「自律型」の人材


という三点に集約されております.

現行の試験制度に変更となってから,2年目を迎えるが,平成24年度の「試験要綱」にみるエントリーシートのテーマ(例)と実際の出題例(サムネイルをクリック)は,以下の通りであった.


<平成24年度>
1 大阪市を志望した理由
2 自己アピール
3 学生生活などで最も力を入れたこと「など」

<実際の出題例>
H24大阪市ES


実際の「試験要綱」を引用するに,

『大阪市を志望した理由、自己アピール、学生生活などで最も力を入れたことなどのテーマで出題します。』

とあるので,3で強調した「など」が文法的にみて,1の志望動機,2の自己アピールにもかかっていることがわかります.

つまり,各テーマに関し,大阪府よりもより幅をもった「事前の準備」が必要となるでしょう.

昨年度の状況から勘案するに,その場である程度は柔軟に対応していく力が求められていることが読みとれます.

つまり,3つのテーマを事前に暗唱してくるような姿勢の職員像を期待していない,換言するにある程度,限定的なテーマのもと,その場で考え,自分の言葉で表現する「臨機」が必要となるかと思います(したがって,項目と字数において,大阪府よりも少なく設定されている).

「試験要綱」のテーマ(例)と実際の出題例をみると,大阪府と異なり,小項目に分岐はしていないものの,「幅」があることが特徴である.

そして,本年度(平成25年度)のエントリーシートのテーマ(例)は以下の通りである.

<平成25年度>
1 大阪市を志望した理由
2 自己アピール
3 学生生活などで最も力を入れたこと「など」

すなわち,平成24年度とまったく同じテーマ(例)となっている(「試験要綱」でも(例)であることが記載されている).

解答用紙は受講生によって印象が異なっているので,種々の報告がありますが,B4縦長用紙1枚というものです.

※ 解答用紙には「マス目」があります.

この「マス目」があるという形式が,非常に重要な要素である.

つまり,各人の字の大きさによる「枠内調整」が効かないということです.したがって,練習段階から「字数」を意識しておくことが必須条件と考えて下さい.

「事前準備」の段階で,字数を意識しておかなければ,存外,本番で「骨」となる可能性があるので,注意しておいて下さい.

では,具体的にどのような点に留意して「事前準備」とするかについて,当職としての見解を述べさせていただきます.

まず,「1 大阪市を志望した理由」についてですが,「あなたが大阪市職員を志望したのはどのような理由からですか.また,大阪市職員としてどのような意識をもって仕事をしていきたいですか.」とありますので,基本的には大阪府で述べた通りです.

ポイントは,「理由」と「意識」でしょう.

このあたりを考えておくことで,多少の「変化」があっても対応は可能かと思います.

「試験要綱」で最初に掲げられている「高い志をもつ人材」が「大阪市職員としての仕事上の意識」となっているであろうが,具体的に「やりたい業務」を考えておくことは,当然のこととして,「その一歩手前」から理由づけをしておく必要があります.

その際,従来の管理型の行政「意識」ではなく,成果を意識した目的志向型の住民の視点に立脚した職員像を「意識」してみて下さい.

つまり,「事実前提(ルールに縛られた前例主義)」ではなく,「価値前提(柔軟性と理念をともなった成果重視型)」という価値観の転換を意識するといいでしょう(大阪府や大阪市,その他の多くの自治体で,筆記偏重型から人物重視型試験に制度変更している趣旨から明白です).

「価値前提」で考えるとは,具体的にそれ(具体的な政策領域)を

   誰のために行うのか
   なぜ(何のために)行うのか
   どのように行うのか


という視点で考えることである(具体的な業務内容を想定して,考えておくことが必須です).

次に「2 自己アピール」ですが,昨年度は「社会人として働くにあたって,自分自身の能力向上のためにどんなことをしていますか.また,大阪市職員となったとき,それはどのように役立つと思いますか.」とあります.

これについても,基本的には大阪府の記事を参考としていただきたいですが,現在,毎日,皆さんの添削をしていることから思うに,単に「自分が(自分本位)アピールしたい点を書く」という姿勢の方が多いのが気になります.

まったく人間関係が構築されていない状況下で,かつ先方の採点者がある程度のイニシアティブをもっている前提下で,自己本位のアピールは戦略性に明るくないやり方といえるでしょう.

「アピールする自己の認識」が重要な点は言うに及ばないが,「相手が知りたいであろう自分の持ち味」を積極的に伝えるように工夫をすることが重要です.

皆さんのもってくる面接カードは,自分が過去に行った「事実としての過去の羅列的アピール」が多いように思います.

つまり,単なる事実としての結果は,得てして「相手が知りたい情報」から逸脱する傾向があるのだと思います.

そうではなく,その結果に至る過程の「計画性」や「多様性」,「社会性」が公に対する関心に結びついていれば,人間関係がなくとも,より評価しやすくなるということです.

たとえ,その事実に幾ばくかの「ストーリー性」があったとしても,それが常に「大阪市職員」としての社会的意義を意識していなければ,評価低調となる可能性が格段に高まるかと思います(だからこそ,「大阪市職員となったとき,それはどのように役立つと思いますか」と聞いている訳です).

最後に「3 学生生活などで最も力を入れたこと」ですが,具体的には「これまでの学生生活等において,あなたにとって乗り越えることが最も困難であった壁や解決することが最も難しかった問題は何でしたか.また,それを解決するためにあなたはどのように考えて,どのような行動をとりましたか.」とあります.

本年度もまったく同じ内容であるかは不明ですが,「学生生活などで最も力を入れたこと」であることは変化がないので,一つの準備として,「集団性」や「協調性」を意識してみて下さい.

ここで問われている「最も難しかった問題」に関してですが,組織で働く上で,組織が上手く動いている際は,「協調性」は別段,求められないでしょう.

「協調性」が求められる局面は,そこに何某かの「利害の対立」がある時でしょう.

そうした局面で自分の立場を明確にした上でどのようなアプローチで「問題」に取り組んだのかを考えて下さい.

特に「集団性」を考える際,最も重要であろう「全体の共通目標」が何かを意識するようにして下さい.

個々人の能力の改善も重要ですが,「全体としての改善」は大きな力を発揮するものです.

これが「チームプレー」がもつ社会的意義(業務の効率化や迅速化にも貢献する)と考えます.

以上,よろしくお願い申し上げます.

藤井拝(・o・)ノ
 | HOME |